家がゴミ屋敷状態で、毎日憂鬱な気分で過ごしている高校生。この状況をどうにかしたいけれど、何から手をつければいいのか分からない、と悩んでいる人もいるでしょう。高校生という立場では、できることに限りがあるかもしれませんが、決して無力ではありません。自分自身のために、そして未来のために、できることから少しずつ行動を起こしてみることが大切です。まず、自分自身のスペースを確保することから始めてみましょう。家全体を片付けるのは難しくても、自分の部屋、あるいは机周りだけでも、自分が快適に過ごせる、勉強に集中できる空間を作ることを目指します。一度にやろうとせず、毎日15分だけ、引き出し一つだけ、というように小さな目標を設定し、コツコツ続けることがポイントです。物が多すぎる場合は、捨てることから始めなければなりませんが、親の物には手を出さず、まずは自分の物から整理しましょう。次に、信頼できる大人に相談することも考えてみてください。学校の先生、スクールカウンセラー、保健室の先生、部活動の顧問、親戚など、あなたの話を真剣に聞いてくれそうな人はいませんか。家庭の状況を話すのは勇気がいることですが、一人で抱え込んでいるよりも、誰かに話すだけで気持ちが楽になることがあります。また、具体的なアドバイスや、専門的な支援機関につないでくれる可能性もあります。地域の相談窓口(児童相談所や、自治体の相談窓口など)について調べてみるのも良いでしょう。匿名で相談できる場合もあります。インターネットで検索すれば、情報が見つかるはずです。親が原因でゴミ屋敷になっている場合、親と話し合うことも必要かもしれませんが、感情的にならず、冷静に自分の気持ちや困っていることを伝えることが大切です。しかし、親自身が問題を認識していなかったり、精神的な問題を抱えていたりする場合は、高校生だけで解決するのは困難です。その場合は、やはり外部のサポートを求めることが重要になります。何よりも大切なのは、自分を責めないことです。家がゴミ屋敷なのは、あなたのせいではありません。あなたは困難な状況の中で、毎日学校に通い、勉強や部活を頑張っている。それだけでも、とても立派なことです。自分の未来を諦めず、できることから一歩を踏み出してみてください。